
(2020年SNSユーザ数による人気ランキング)
弊社はローカライズ(海外展開)を専門としている企業がゆえ、日々『自社商品を海外に売りたい』と悩むお客様からの問い合わせがきます。
時には『海外展開よりは』、『インバウンド』に関しての相談であったりします。いわゆる、どのように外国人にきていただけるか、と言う悩みですね。
商品によって海外展開のやり方はもちろん異ります。
様々な企業が海外展開をしているのを客観視してみて率直に思うことがあります。
それは、多くの企業は2つの罠にハマってしまっていること。
罠①:ジェトロのような支援団体に誘われ、無意味な海外のセミナーなどに多額の出費をかけて出店する会社が多い。
罠②:他言語のSNSをスタートして(これ自体は素晴らしいことですが)、ターゲットの市場に合っていないSNSを使ったりする(例:日本ではLineを使用する人が大半ですが、例えばLineで英語で発信する、みたいな……)
基本的に、来日外国人に向けたインバウンドにしろ、海外展開のアウトバンドにしろ、成功している企業の戦略を真似ることからスタートすることは賢いと考えています。
あくまでもB2Cでの話ですが、自社商品のローカライズがうまく行っている企業はみんな、他言語でのSNSを上手に運営しています。
SNSには、ダイレクトメールや広告にないようなアドバンテージが4つあります。
1. 一見残るように見えるが、実は一発芸のような広告に比べて、一度発信したものは永遠に残る。
2. コスパが高い広告に比べたら、コストが低い。ズバリ言うと弊社は月20万円そこらで可能。
3. ブランドイメージが上がる『あ、英語でやってくれてるんだ!』と言うのは、購入後に使用後にもアフターケアーして売れるだろう、と言う考えにつながる。
4. 口コミにつながる会社からの投稿や情報提供そのものは口コミを促す。その口コミは『良い』と想定した上ですが、一人のユーザーは書いてくれる些細な口コミは、永久に響く。
したがって、気難しい海外展開戦略を練るよりは、着実なSNSの運用を行った方が良い、というのが本音です。
その上で、次に何が大事なのかと言うと、
● 的確なSNSを選択する(日本でありがちなツイッターやフェイスブックですが、地域によって人気はなかったり……例:ヨーロッパでのツイッター、中国でFacebookは使用している人が極端に少ないです)。
● 自社の潜在顧客に響く『音色』を見つける。御社のクライアントはみんなAMで電波を受信しているのに、FMで発信したところで。みたいな。相手(海外の顧客)が使用しているもの、SNSで発信しないと、発信したはいいけど誰も聞いてない、という現実に陥ります。
もう少し明確なことを書きたいところですが、今日はここらへんで。ご興味のある方やお困りの方は、ご連絡下さい。