弊社株式会社アクティブゲーミングメディアはゲーム翻訳、ゲームローカライズを主に展開しており、AAAタイトルからインディゲームまで、多くの作品に携わらせていただいています。
世界各国から、ゲームのローカライズ(翻訳)に関するお問い合わせも、多くいただきますが、特に多くいただく問い合わせは見積・対応言語について。
そこで今回は金額も含め弊社のサービスに関していただくご質問を、回答とあわせてまとめてみました。
翻訳・ローカライズのご依頼をご検討の際に役立てていただけたらと思います。
Contents
1.ローカライズって具体的には何をするのですか?
A. ローカライズは簡単に言ってしまえば、『現地化』です。
単にその国の言語に翻訳するのではなく、翻訳すると同時に現地の文化や風習に修正する、タブーなことを排除する、流行に合わせてコンテンツを調整する、などの
言語だけではなく、背景からその国に全てを合わせる作業をローカライズと呼びます。
まだまだ「ローカライズ」という言葉は一般的ではありません。
私達が行っているローカライズは、言葉だけではなく、ゲームをプレイする国の人たちに、まるで自分の国で作ったゲームであるかのように、違和感がないよう全てを調整することを言います。
2.翻訳費用はいくらですか?
A. どの言語からどの言語に翻訳するかにもよりますが、例えば日本語から英語に翻訳する場合、日本語一文字あたり単価16円が翻訳料金になります。この16円には、一次翻訳と二次翻訳(チェックとリライト)+ 管理費用が含まれます。
基本的には、言語ペアによって定めている翻訳単価 x 文字数(ワード)が料金となります。
翻訳は全てネイティブが行い、チェックも別のネイティブが行います。
翻訳費用にはこれらの作業が全て含まれていて、別途料金をいただくことはありません。
翻訳単価に関しては、翻訳する内容によっても変わりますし、ボリュームディスカウント等もありますので、詳しくはお問い合わせください。
3.見積を依頼するときに、何が必要ですか?
A. 翻訳対象のファイルをご用意ください。
ファイルを頂いた段階で、翻訳のお見積りが可能です。お手元に無い場合は、概算の文字数(ワード数)と翻訳元の言語と翻訳先の言語を教えて頂ければ、概算のお見積りが可能です。
4.翻訳のテキストだけを渡せばいいの?
A. テキストの他、版権物のゲームであれば、その版権の用語集を頂けると用語統一がしやすいです。その他、そのゲームの企画書や、世界観やキャラクターの個性が分かる設定資料集などがあると助かります。さらに実際に遊べるビルドも頂けると、仕様把握する上で非常に助かります。
5.ローカライズ・翻訳にかかる日数は?
A. 一人の翻訳者が一日で翻訳できる文字数(ワード数)は、およそ3,000文字、1,500ワードです。
お急ぎの場合、複数の翻訳者を使って期間を短縮する事は出来ますが、用語や全体の統一感が無くなってしまうため、多くても3名までをお薦めしています。
複数名で翻訳した場合、用語の不統一などの発生もありますので、翻訳支援ツールを活用いたします。また、一次翻訳のみでなく、チェッカーが確認することが重要です。
6.LQAとは何ですか?
A. LQAは「Linguistic Quality Assurance」の略で、言語に特化したデバッグ作業になります。ローカライズされたテキストや音声、UIが組み込まれたビルドをその言語のネイティブテスターがプレイして、文字化けや見切れ、改行ミスの他、意図した翻訳になっているかどうか、コンテキストの確認も行ないます。
7.LQAは必要ですか?
A. 翻訳作業は、エクセルファイルなどのデータベース上で行われます。どこで表示されるテキストなのか、誰の台詞なのか、どんな感情で話しているのかなど、情報が無いケースもあるため、翻訳されたテキストや音声が組み込まれた状態のビルドをプレイして確認する事が必要です。
8.ゲーム以外の翻訳依頼も可能ですか?
A. もちろん可能です。百合やBLなどの漫画の翻訳から、工業機械のマニュアル、契約書まで、可能な範囲は多岐に渡ります。
9.何ヶ国語に対応可能ですか?
A. 日本語、英語はもちろん、中国語、韓国語、欧州言語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、アラビア語、東南アジアの言語まで全部で35言語の翻訳に対応しています。
10.ローカライズの実績を教えてください。
A. これまで500タイトル以上のローカライズ実績があります。
詳しくは弊社ホームページの実績ページをご覧下さい。