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<LQAサービス>

LQAと聞くと、まず「何それ」って思う人が多いのではないでしょうか。ローカライズ会社で働いている私たちの中にでも、「あれ?何の略だっけ?」という者もいるぐらい馴染みのない言葉ですよね。

LQA とはLinguistic Quality Assuranceの略で、簡単にいうと言葉に関する品質管理、言語に特化したデバッグ作業になります。ローカライズされたテキストや音声、UIが組み込まれたビルドをその言語のネイティブテスターがプレイして、文字化けや見切れ、改行ミスの他、意図した翻訳になっているかどうか、コンテキストの確認も行ないます。

通常、ゲーム翻訳のお仕事をさせていただくとき、クライアントさんからはテキストをワードやエクセルでいただき、翻訳したテキストもそのままワード、エクセルで納品させていただきます。納品後、クライアントさんの方でテキストをゲームに組み込みこんでいただき、翻訳したテキストの入ったゲームをネイティブがプレイして、おかしなところはないか確認していく作業をLQAといいます。

翻訳時には、どこで使われるテキストなのか、誰の誰に対するセリフなのか、どんなシーンで話しているかなどの情報が無い事も少なくありません。

予算の都合上、スケジュールの都合上でLQAを頼めないということもあるかと思いますが、ゲームの品質を保つためには、とても大切な工程です。

例えばですが、仮に「鳳凰の舞」「新・鳳凰の舞」「極・鳳凰の舞」という必殺技があったとします。これを英語にすると以下の通りになり、日本語よりも長くなってしまいます。

ゲーム内には、テキストボックスがあり、場合によっては文字数制限があると思います。翻訳の際に前もって教えていただければ調整しながら翻訳を行いますが、それでも実際にきれいに収まっているかはゲームをプレイしてみないと分からない部分もあるので、そこは実機でのチェックが必要となってきます。

実際、これはあるゲームで本当にあったそうなのですが(弊社がローカライズを行ったわけでは有りません)、日本語の「ログインボーナス」、これをフランス語にすると「BONUS DE CONNEXION」となります。しかし、テキストボックスには「BONUS DE CON」までしか入らず、途中で切れた状態でリリースされてしまったそうです。また、運の悪いことに、「BONUS DE CON」を日本語にすると「アホのボーナス」という意味になるので、ユーザーからつっこまれるのは簡単に想像できますよね。

こういったチェック以外にも、訳されたテキストがシーンやキャラクターとあっているか、改行の位置はおかしくないか、など色々な視点でLQAを行います。

 

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