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以前のブログ「時代の流れとローカライズ~キャプテン翼裁判から思う事~」で、キャプテン翼が裁判沙汰になっていてびっくりしたという話をしましたが、またまたびっくりするニュースを見つけました。

なんと、スペインのある地域で「ドラゴンボール」のアニメ放送が禁止になったそうです。理由はジェンダー問題で、子供の教育に良くないといった理由だそうです。

https://www.eluniversal.com.mx/espectaculos/dragon-ball-es-cancelado-en-espana-por-violar-politicas-de-genero

スペイン全土ではなく、一部の地域だけの決定とのことですので、皆がこの考えに賛同しているわけではないと思いますが、今後もこういった理由で日本のコンテンツが放送されなくなる可能性が増えてくるのではと心配になってきます。80年代、90年代は今ほどジェンダー問題等についての意識は高くなかったと思うので、その頃に制作された漫画・アニメには今ならアウトになってしまう表現が多々含まれているのではないかと思います。(上記のドラゴンボールもそうですよね)

そういった意味では弊社もローカライズ会社としてターゲット国の現状、何がNGで何がOKなのかといったことをお客様に伝える必要があるので、常に情報はアップデートしておく必要があると改めて思いました。

「キャプテン翼」「ドラゴンボール」の記事を読んで今後のローカライズについてどう思うか当社執行役員の樋口、営業部長の吉益にきいてみました。

樋口:昭和と平成、特に昭和の漫画やアニメは、ハラスメントのデパートだったと思います。生きづらい世の中になったぁというのが、正直な感想ですが、いつの世も抜け道はあるものです。BL(ボーイズラブ)やTL(ティーンズラブ)などは、良い例だと思います。現在の法律やトレンドは遵守しつつ、今、求められているコンテンツをローカライズしていくのが、我々の使命だと思っています。

吉益:ローカライズの必要性は高くなってきている中、どんどん難しくなってきてるなと感じております。様々なものがグローバルで購入できる時代なので、ユーザー目線で見るとローカライズができていて当たり前という認識で購入されます。とはいえ、各コンテンツの世界観などを、各国の情勢や文化、トレンドなどに、すべてを完璧に反映させるのは、簡単なことではありません。また、開発(ストーリーやキャラの修正など)にも影響を与える部分ですので、パブリッシャー様、開発会社様とのコミュニケーションがより重要なものになってきていると感じております。ローカライズは悪ければユーザーから叩かれ、コンテンツの売上にも直結するくらい重要なことですので、よりプロフェッショナルさが必要になっていくと思います。

 

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