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ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

ゲームローカライズを初めてご依頼される方へ

 

当社では個人開発者様や、初めてゲームをグローバル展開される企業様へのローカライズ導入時のサポートも行っております。

「ローカライズしたいが、どれくらいの費用や日数が必要なのか相場も分からない。」「英語には対応しているが、他の言語にも対応してみたい。」「どの会社に依頼すればいいか分からない。」など、今までに様々なご相談を頂いております。

その中でも、多くご相談を頂いているのが『見積を依頼する際に、どのような情報が必要なのか分からない。』という内容です。

今回はゲームローカライズの見積を依頼する際に、『必要な項目』と、なぜその項目が必要なのかをご紹介いたします。

当社にご依頼頂く場合や、他社様と相見積をされる際にご参照くださいませ。

 

見積を依頼時に必要な項目

 

ゲームローカライズを初めてご依頼される際、多くの疑問や不安があるかと思います。導入時のプロセスをより簡単に進められるよう、一般的に確認する必要がある項目を一覧にしました。見積をご依頼される際に必要な基本情報を入力するスペースが含まれています。

他社のゲームローカライズ会社様でも同様の情報が求められることが多いため、下記の項目の確認は様々な場面で活用可能です。

ローカライズの見積を効率良く進め、正確な見積を得るためにも、ぜひご活用下さいませ。

 

当社のお問い合わせ先:https://www.activegamingmedia.com/index.php/contact/

 

・文字数

 

・翻訳言語

 

・納期/開発スケジュール

 

・参照資料(仕様書/企画書/設定資料/用語集など)

 

・翻訳のスタイル

 

・作業ファイル/納品形式

 

 

 

一般的なゲームローカライズの費用算出方法

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

まず初めに、ゲームローカライズの翻訳費用の算出方法についてご紹介いたします。

一般的に『ローカライズ対象の文字数』×『単価』で算出します。当社の単価には「管理費用」と「チェック費用」も含まれています。

概算でも翻訳対象の文字数をご教示いただければ、概算の費用を算出させていただくことが可能です。

 

 

ローカライズの見積に必要な項目:文字数(Word数)

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

先ほどご紹介した通り、ローカライズ費用の算出には文字数が必要不可欠となります。しかし、文字や文章をデータとして判別できないファイル形式もございます。その場合、文字起こし料金(書き起こし)または、DTP作業料金(画像内フォント調整や位置修正)が別途発生いたします。

また、ゲーム内ムービー・ボイスなどの音声で、台本や字幕がない場合でも文字起こしを行うことで、ローカライズをすることが可能です。

※日本語の場合は文字数、英語の場合はWord数でカウントします。その他の言語についてもお気軽にお問い合わせください。

 

 文字起こし不要ファイル  Excel / Word / PowerPoint / MemoQ / プレーンテキスト
 文字起こしが必要なファイル  PDF / PNG / JPEG / PSD / Ai / 音声データ

 

文字数カウントは当社が行いますので、ファイルをご共有いただくだけで見積が可能です。

また、「今すぐにファイルを共有することができない。」「テキストデータが完成していないが、どのくらいの費用がかかるのか知りたい。」など、概算での見積のご案内も可能です。

 

 

ローカライズの見積に必要な項目:翻訳言語(言語ペア)

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

次に必要な項目は、「元言語」と「翻訳する言語」の『言語ペア』です。言語ペアによって単価が変動するため、この項目は必要不可欠となります。

一般的なローカライズ会社様の場合、英語に翻訳してから、ヨーロッパやアジア言語にローカライズする方法が多いとされています。

当社ではヨーロッパやアジア言語も多く取り扱っており、日本語から各言語へのローカライズを強みとしています。

その理由は、日本語が堪能な各言語のネイティブ翻訳者のリソースが多いことです。英語を介したローカライズの場合は、英語翻訳を対応してから各言語に翻訳するために、期間が必要になります。さらには、一度英語にすることで日本語のニュアンスが上手く表現できない可能性も否めません。日本語が元言語の場合は、日本語からローカライズすることを推奨しております。

 

 

ローカライズの見積に必要な項目:納期/開発スケジュール

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

次に必要な項目は、納期と開発スケジュールです。

プロジェクトのスケジュールを事前に共有いただくことで、体制構築をスムーズに行うことができます。また、作業期間を多くいただけるほど、ゲームローカライズが高品質で、予算内、かつ期限内に完成することを保証するための基盤が築かれます。より品質を重視される場合は、余裕をもった期間でのご依頼を推奨します。

 

 

ローカライズの見積に必要な項目:参照資料(仕様書/企画書/設定資料/用語集など)

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

次に必要な項目は、参照資料などです。ゲームのジャンル、ターゲット市場、主要機能についての理解を深めるために企画書や仕様書をはじめ、ゲームの世界観やキャラクターを把握するための設定資料などの参考資料を共有いただけることで、ローカライズの質と文脈の正確性を高める要素になります。

用語集は、過去作やゲーム内での用語の統一性を保ち、プレイヤー(ユーザー)の混乱を避けるために必要不可欠です。※用語集のご用意がない場合でも対応可能です。また、当社が作成するための追加費用はかかりません。

見積時点で資料を共有頂くことで、作業開始前にチーム全員がゲームに対する理解度を深めることができるため、よりスピーディーで高品質な対応を実現することができます。

 

 

ローカライズの見積に必要な項目:翻訳のスタイル

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

次に必要な項目は、翻訳のスタイルです。「原文に忠実なのか」「各地域にあった表現に意訳するのか」「過去作のスタイルに合わせて翻訳するのか」「方言を話すキャラが存在するのか」トーンやニュアンスをすり合わせを行います。

これらが重要な理由は、着手前にお望みのテイストをすり合わせることで、納品後のトラブルを防ぐことになります。意訳を選択する場合、文化的ニュアンスや慣用句の適切な対応が必要となり、これらは翻訳者による高い創造性と専門知識を要求します。

また、方言や地域特有の表現を取り入れることは、ターゲット市場のプレイヤー(ユーザー)から深い共感を得られる可能性がありますが、これには特定の文化や地域に対する深い理解が必須です。

こういった意訳や文化的適応を行う場合は、より時間を要し、ローカライズ作業に高度なスキルが求められるため、作業期間やコストが増加する可能性があります。

 

 

ローカライズの見積に必要な項目:作業ファイル/納品形式

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

最後に必要な項目は、作業ファイルや納品形式などです。

当社のゲームローカライズサービスでは、お客様のご指定の作業ファイルや納品形式を柔軟に対応いたします。

特に指定がない場合、対象言語が把握しやすいExcelファイルをお願いさせていただきますが、Unreal Engineで使用されているPortable Object【.po】ファイルなどでの対応も可能です。

当社では、基本的に翻訳支援ツールのMemoQを用いた作業になります。お客様に編集者権限の提供も可能です。その他、CATツールをご希望の場合はご相談ください。ファイルによっては工数が必要な場合がありますので、見積時に作業ファイルをお伺いしております。

 

 

ゲームローカライズの相見積時に必要な判断要素

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

ゲームローカライズの見積比較では、『費用』『品質』『納期』『対応の質や柔軟性』が重要な判断基準です。

プロジェクトのスケジュールを守る能力と迅速な対応は、スムーズな進行と成功のために不可欠なことです。限られた予算の中でローカライズを行う場合、コストが重要視されることは重々承知ではございますが、低価格で期待した品質が得られず、当社で校正をするケースも散見しています。結果として追加費用が発生したり、リリースに間に合わないというリスクがあります。

そのため、翻訳の品質を正確に評価するために、実際のテキストやテスト用テキストで、翻訳トライアルでテイストの確認を推奨いたします。

当社では無料トライアルを実施しているため、お気軽にお問い合わせください。

これら複数の要因を総合的に考慮し、バランスのとれた判断を下すことが、ローカライズの品質と効率を高める鍵となります。

 

 

LQA(言語品質保証テスト)をおすすめします!

LQAとはLinguistic Quality Assuranceの略語で、ローカライズのクオリティ(品質)の保証をするために重要な工程です。

ローカライズのクオリティにおいては、ユーザー目線での判断が重要となります。不適切な翻訳や文法の間違い、文字化けやはみ出しなどは、満足度やレビューを大きく低下させる危険性があります。LQAはこれらの問題を特定し、修正するための重要なフィルタリングプロセスです。また、 LQAでは、対象言語のユーザーがいかにゲームを自然に楽しめるかを念頭に置いた、ユーザー視点での作業が不可欠になります。そのためには、実際にプレイしながらテストするLQAが必要です。

 

当社運営ゲームメディア『AUTOMATON』でも、このLQAの重要性について詳しく説明しております。

 

ゲームローカライズを依頼する際に必要な6つの情報

ローカライズのLQAって、結局なんなの?LQAしなければゲームはどうなるの?

https://automaton-media.com/articles/localizetalk/20230725-256741/

 

ゲームのローカライズや、その他ご質問もお気軽に!

ローカライズに関するご質問や、その他ローカライズに関するご質問もお気軽に当社までお問い合わせください! 「ローカライズをしたいけどそこまで大きく予算が取れない」など、様々なお悩みがあると思います。アクティブゲーミングメディアでは、個人開発者様のゲームローカライズ実績や少量翻訳の実績も多くございます。また、多言語(グローバル)展開を想定したゲームの開発段階から、カルチャライズのコンサルティングとしてお手伝いすることも可能です。お困りごとや、些細なお悩みでもぜひお気軽にご相談ください。

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